ClaudeCodeの使い方【入門】インストール後に最初にすること
ClaudeCodeのインストールが完了したら、次は実際に使ってみましょう。でも「何をどう頼めばいいの?」「変なことをしてしまわないか不安…」という方も多いと思います。
この記事では、インストール直後にやるべき初期設定から、最初のコマンド実行、基本的なプロンプトの書き方まで、実際に試せる例をたっぷり紹介しながら解説します。
インストールがまだの方は、先に以下の記事をご覧ください:
まず「ターミナルでフォルダを移動する」を覚えよう
ClaudeCodeを使う前に、一つだけ覚えておいてほしいコマンドがあります。それが「どこのフォルダで作業するかを指定する」コマンドです。
cd コマンドの使い方
cd は「Change Directory(ディレクトリを変える)」の略で、フォルダを移動するコマンドです。
cd ~/Desktop
これで「デスクトップ」に移動します。
cd ~/Documents
これで「書類(ドキュメント)」フォルダに移動します。
どこにいるか確認するには:
pwd
このコマンドを実行すると、現在いるフォルダのパス(場所)が表示されます。
フォルダの中にある一覧を見るには:
ls
なぜフォルダの移動が大切なの?
ClaudeCodeは現在いるフォルダを「作業スペース」として認識します。「このファイルを修正して」と頼むとき、ClaudeCodeはそのフォルダの中を見て作業します。
適切なフォルダに移動してからClaudeCodeを起動することで、意図した作業が正確にできます。
ClaudeCodeの起動方法
作業したいフォルダに移動したら、以下のコマンドでClaudeCodeを起動します:
claude
起動すると、次のような入力待ち画面になります:
>
この > の後ろに、日本語でやってほしいことを入力してEnterを押すだけです。
初期設定:CLAUDE.mdを作る
最初に「CLAUDE.md」というファイルを作ると、ClaudeCodeの使い勝手がよくなります。これはClaudeCodeに「このプロジェクトについての説明書」を渡すようなイメージです。
CLAUDE.mdとは?
CLAUDE.mdは、ClaudeCodeが作業するフォルダに置くマークダウンファイルです。ここに書いた内容は、ClaudeCodeが毎回読み込みます。例えば:
- このプロジェクトが何なのか
- どんな技術を使っているか
- ClaudeCodeに守ってほしいルール
- よく使うコマンドの説明
といった情報を書いておくと、毎回説明しなくてよくなります。
自動でCLAUDE.mdを作ってもらう
新しいプロジェクトで始める場合:
claude init
このコマンドでClaudeCodeがフォルダの中を分析して、適切なCLAUDE.mdファイルを自動で作ってくれます。
手動でCLAUDE.mdを作る例
シンプルなCLAUDE.mdの例です。メモ帳などで CLAUDE.md という名前で作って、作業フォルダに置いてください:
# プロジェクト説明
これは社内の売上データを分析するプロジェクトです。
## 使用環境
- Python 3.11
- データはCSV形式
## 注意事項
- データを削除する前に必ず確認すること
- 処理結果は output/ フォルダに保存すること
最初に試してほしい5つのコマンド
ClaudeCodeを起動して、以下の例を試してみましょう。
1. 今いるフォルダの状況を教えてもらう
> このフォルダにどんなファイルがあるか教えてください。概要も含めて。
ClaudeCodeがフォルダの中を調べて、ファイル一覧と説明を返してくれます。これが「ClaudeCodeはファイルに直接アクセスできる」という感覚をつかむのに最適な最初の一歩です。
2. 簡単なファイルを作ってもらう
> 「今日のTODOリスト」というMarkdownファイルを作ってください。内容は今日やるべき作業を3つ書いておいてください。
ClaudeCodeが todo.md のようなファイルを作成してくれます。
3. 質問してみる
> Pythonのリスト内包表記について、初心者にわかりやすく説明してください。
プログラミングに限らず、何でも質問できます。
4. ファイルを読んで要約してもらう
何か文章ファイル(.txtや.md)がある場合:
> このフォルダにある README.md ファイルを読んで、3行で要約してください。
5. 簡単なプログラムを作ってもらう
> 1から100までの数字の合計を計算するPythonスクリプトを作ってください。
ClaudeCodeがPythonファイルを作成してくれます。
基本的なプロンプトの書き方
ClaudeCodeへの指示(プロンプト)の書き方にはコツがあります。ここでは基本的なポイントを押さえておきましょう。
良いプロンプトの3つの要素
- 何をしてほしいか(動詞):作って、修正して、調べて、説明して
- 何に対して(対象):このファイル、Pythonスクリプト、フォルダ全体
- どんな条件・制約があるか:日本語で、初心者向けに、100行以内で
悪い例:
> コード書いて
良い例:
> CSVファイルを読み込んで、A列の平均値を計算するPythonスクリプトを書いてください。日本語のコメントをつけてください。
「段階的に確認する」使い方
一度に全部頼もうとせず、段階的に進めるのがコツです:
> まず、どんなファイルがこのフォルダにあるか教えてください。
↓ 確認してから
> では、sample.csv を読んで、どんなデータが入っているか教えてください。
↓ さらに確認してから
> このデータの中から、売上が100万円以上の行だけを抽出して新しいCSVに保存してください。
このように段階的に進めると、ClaudeCodeが何をしているかが分かりやすく、間違いにも気づきやすくなります。
よく使う便利なコマンド一覧
ClaudeCode内で使えるスラッシュコマンド
ClaudeCodeには、/ で始まる特別なコマンドがあります:
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/help |
使い方のヘルプを表示する |
/exit |
ClaudeCodeを終了する |
/clear |
会話の履歴をリセットする |
/compact |
会話を要約して、より長い作業を続けられるようにする |
/model |
使用するAIモデルを変更する |
/cost |
今のセッションでどのくらいのコストがかかったか表示する |
特に便利な `/compact`
長い作業を続けていると、ClaudeCodeが処理できる会話の量の上限に近づくことがあります。そのときは /compact を使うと、会話を自動で要約してくれて、作業を続けられます:
> /compact
ClaudeCodeと一緒に作業するコツ
コツ1:やってほしくないことは最初に言う
> ファイルを削除するときは必ず私に確認してください。自動で削除しないでください。
最初にこう伝えておくと、ClaudeCodeは削除の前に確認してくれます。
コツ2:「どうやって実行するか」も教えてもらう
> Pythonスクリプトを作ったら、どのコマンドで実行するかも教えてください。
作ったファイルをどう使うかも一緒に教えてもらいましょう。
コツ3:上手くいかないときは原因を聞く
> さっき実行したらエラーが出ました。このエラーメッセージの意味と解決方法を教えてください:
[エラーメッセージをここに貼り付ける]
コツ4:「確認してから進めて」と頼む
> 作業内容を最初に計画として見せてください。確認してからOKを出したら実行してください。
こうすると、ClaudeCodeが「これをやる予定です」とリストを見せてくれて、承認してから実行してくれます。
初心者がやりがちなミスと対処法
ミス1:指示が曖昧すぎる
「なんかいい感じにして」「適当にやって」という指示は、ClaudeCodeも困ります。具体的に、何を、どうしてほしいかを伝えましょう。
ミス2:一度に頼みすぎる
「Webサイトを作って、デザインもして、サーバーにも上げて」という複雑な依頼は、分けて頼む方が良い結果になります。
ミス3:エラーが出ても諦める
エラーメッセージが出たら、そのまま「このエラーを直してください」とClaudeCodeに伝えれば、自分で解決してくれることがほとんどです。
ミス4:確認せずに大事なファイルを操作させる
大事なファイルがあるフォルダで作業するときは、事前にバックアップを取るか、「削除の前に確認してください」と伝えておきましょう。
実践:最初の本格的な作業を試してみよう
基本が分かったら、少し本格的な作業を試してみましょう。
例:簡単なデータ分析を頼んでみる
デスクトップに sales.csv という売上データがある場合(なければ「サンプルデータを作って」と頼めます):
cd ~/Desktop
claude
> サンプルの売上データCSVファイルを作ってください。商品名、月、売上金額の3列で、10行分のデータを入れてください。ファイル名は sales.csv にしてください。
> sales.csv を読んで、月ごとの売上合計を計算してください。結果をわかりやすく表示してください。
次のステップ
基本的な使い方がわかったら、以下の記事でさらに深く学べます:
- プロンプトの書き方ガイド【10のコツ】:より効果的な指示の出し方
- ClaudeCodeでWebサイトを作る方法:実践的なチュートリアル
まとめ
ClaudeCodeの基本的な使い方をまとめます:
cdコマンドで作業フォルダに移動してからclaudeで起動する- CLAUDE.mdファイルを作るとプロジェクト情報を覚えてもらえる
- 具体的な動詞+対象+条件でプロンプトを書くと良い結果になる
- 段階的に確認しながら作業を進めるのがコツ
/clear、/compact、/exitなどのスラッシュコマンドを覚えておくと便利
最初は小さい作業から始めて、「こんなことができるんだ」という感覚をつかんでいきましょう。ClaudeCodeは使えば使うほど上手な頼み方が分かってきます。